3人の子育て、頑張ってるけどもう限界……
あぁ、今すぐここから逃げ出したい。
そう感じたことはありませんか?
私は、3人目が産まれた頃、よくありました……。
子どもはとても可愛いけれど、エンドレスに感じる、日々の3人育児と家事。
すべてをこなそうとする毎日が、キャパオーバーと感じて心も体も疲弊してしまうことは珍しくありません。
そんなママには、この記事を読むことで少しでも心の負担を軽減し、日々の生活に少しのゆとりを取り戻す方法を見つけていただければと思います。
ちなみに、この記事を書いている私は異国の地で、5歳から8歳までの2学年差年子 3人育児の真っ最中。
だけど心の余裕を取り戻す工夫をしたことで、前ほど「いっぱいいっぱいでもう逃げ出したい!」と感じることはなくなりました。
育児と家事に追われて、何をどうすれば良いか分からなくなっている方のために、3人育児におけるキャパオーバーの原因を明確にし、その解消法を具体的に解説していきます。
3人育児でキャパオーバーを感じるとき
まず、どんなときに「キャパオーバー」を感じるのか、具体的な状況を振り返ってみましょう。
以下のような瞬間に、自分の限界を感じやすいでしょう。
- 子どもの要求が重なったとき
3人の子どもたちが同じタイミングで別の要望やサポートを必要とした時、全員に対応しようとすると一気に心の余裕がなくなりがちです。
子どもは、なかなか待ってくれません。
年齢や性格が違う子どもたちが同時に抱える問題に対処することも、想像以上の負担になります。 - スケジュールが詰まっているとき
学校行事、習い事、家族の予定が一気に押し寄せると、大変。
3人子どもがいると、よくこの状況に陥ります。
「全部うまいこと調整しなければいけない」と思い込むことで、ストレスが増加します。 - 体力的に疲れているとき
3人育児は体力も消耗します。
疲労が溜まっていると、普段はなんとかできることでも、余計に大変に感じてしまい、「もう無理」と思う瞬間が増えます。
ママの生理前や生理中はとくに厄介です。 - 旅行やお出かけのとき
5人家族ともなると、旅行や車に乗る際の負担はさらに大きくなります。(金銭面もですが…)
まず、車の座席が狭く感じられ、長時間の移動が子どもたちにも親にもストレスになることが多いです。
タクシーは5人同時に乗れなくて、2台になります。
また旅行に行くと、宿泊先での部屋の手配や、荷物の準備も3人分と多くなるため、計画・準備段階から大変です。
小さな子どもがいると頻繁にトイレ休憩が必要にだったり、全員の意見を調整しながら旅行を進めたりする必要があるので、帰宅する頃にはパパ・ママはヘトヘトになっています。 - 自分の時間が持てないとき
毎日が忙しく、家事と育児に追われ、自分のための時間が全く取れない日もしばしば。
子どもたちのやるべきことを優先するあまり、ママはいつまでも心身のリフレッシュができず、キャパオーバーを感じやすくなります。
キャパオーバーを防いでママが笑顔になる方法
では、どうすれば3人育児のキャパオーバーを避けることができるのでしょうか?
ポイントは、「周りに頼ること」です。
3人育児で、子どもは3人なのに、ママの体は一つ、手も2本しかない。
これはもう、周りのリソースを有効活用するしかありません。
以下の方法を実践してみてください。
- 夫や家族の協力を頼る
あれもこれも自分でやらなきゃと、ママが一人で背負い過ぎていませんか?
育児は一人で背負い込まず、家族と分担することが大切です。
まずは、できることならパートナーに育児や家事のサポートをお願いし、自分一人で育児の負担を抱え込まないようにしましょう。
- 自分の時間を確保する
短い時間でも、自分だけのリラックス時間を持つことは重要です。
たとえば子どもが寝ている間に好きなことをしたり、週に一度は家族に子どもを見てもらって、自分だけの時間を過ごすなどの工夫が有効です。
ワーママでなくても役立つ内容です。
- 家事のアウトソース
忙しい日々の中で、すべてを自分一人でこなす必要はありません。
家事代行や便利グッズ、時短家電、使えるものは全部使って、家事の一部をアウトソースすることで、心と体に余裕を持たせることができます。
贅沢な手段だと思って使っていない方もいるかもしれません。
でもコスパの良いものを選べば、後悔することは決してありません。
「これなしではもうやっていけない!」というくらいに、3人育児の最強の相棒を手に入れることができるでしょう。
3人育児はいつから楽になる?
3人育児が「楽になった」と感じる時期は、個々の家庭や子どもの成長段階によって異なりますが、多くの親が楽さを感じるのは子どもたちが自分でできることが増えたときです。
一般的には、以下のようなタイミングで楽になる傾向があります。
自立心が芽生える幼児期(3~5歳頃)
3歳を過ぎると、子どもたちはトイレや食事などの基本的なことを自分でできるようになってきます。
この時期に上の子や真ん中の子に自分でできることが増えると、親の負担が少し減り始めます。
また、幼稚園や保育園に通うことで、自宅でのお世話が減り、リズムが整いやすくなります。
兄弟間の助け合いが始まる時期(6~10歳頃)
上の子が成長して弟や妹を助けたり、一緒に遊んだりしてくれるようになると、親が一人で対応しなくても良い場面が増えていきます。
するとママも少し息をつける時間ができてきます。
長女にはどうしても、いつも頼ってしまいます…。
子どもが家のルールを理解し、実行できるようになる時期(小学校高学年)
小学校高学年になると、子どもたちは家庭内のルールや日々のタスクをしっかりと理解し、自分でスケジュールを管理できるようになってきます。
この時期には、親が一つ一つ指示を出さなくても良くなり、より楽に感じられるでしょう。
3人育児にはもともと楽な点もある
私はよく人から、3人も育ててすごいねって言われます。
きっと3人育児中のママならそんな経験ありませんか?
でも一方で、3人育児にも楽な面があることも見逃せません。
以下のように、実は育児が少し楽になっていることがあります。
- 子ども同士が遊んでくれる
3人いると、自然と子ども同士で遊ぶ時間が増えます。
とくに年齢が近い場合、兄弟姉妹で小さな学校のような社会が出来上がり、一緒に遊んでくれるので、親がつきっきりで相手をする必要が少なくなります。
これが1人や2人育児に比べて、育児の負担が軽減される大きなポイントです。 - 上の子が下の子をお世話してくれる
上の子が少し大きくなってくると、下の子のお世話を手伝ってくれることも多いです。
例えば、おもちゃを片付けたり、一緒にお風呂に入ったり、簡単な手伝いをしてくれることで、親の負担が軽くなります。 - 兄弟で助け合う姿を見られる
3人育児の中で、子どもたちがお互いに助け合う姿を見ることは、非常に感動的です。
お互いに教え合ったり、励まし合ったりすることで、親が直接介入しなくても自然に成長を促すことができます。 - 家族のお出かけがより楽しくなる
3人の子連れでのお出かけはとっても賑やか。
家族全体でのイベントやお出かけが増えることで、家族の絆も一層深まります。
まとめ
3人育児でキャパオーバーを感じることは自然なことですが、すべてを一人でこなそうとせず、周囲のサポートを受けたり、家事の効率化を図ることが大切です。
無理を続けてしまうと、ママが疲弊して、最終的には家族全体が困難な状況に陥ってしまうからです。
例えば、家事代行や便利家電を取り入れることで、日常の負担を減らせます。
また、子どもたちに小さな家事を手伝ってもらったり、地域の保育支援を利用して、自分の時間を作ることも有効です。
「自分の家族のことは自分で全てやりたい」と思う頑張り屋のママも多いかもしれません。
しかし少しのサポートを受けることで、心に少しずつゆとりができて、結果的に家族との時間をより充実させることができます。
だからこそキャパオーバーを感じた時は、周りに頼ることをためらわず、心に余裕を持って3人育児を楽しめる環境をつくりましょう。