日頃、子育てにお疲れのママ、日常にちょっとした癒しを欲していませんか?
子育て中の家庭でも楽しめる観葉植物の魅力とはズバリ、多忙な毎日に癒しやリフレッシュをもたらしてくれるところです。
しかし、育児中のママやパパが気を付けたいのは「子どもにとって安全かどうか」という点ですよね。
植物の中には、誤って触ったり口に入れてしまったりすると害になるものもあります。
そこで今回は、子どもにも安全な観葉植物の選び方と、育児中でも安心して飾れるおすすめ観葉植物をご紹介します。
私は3人育児の海外生活中で毎日ドタバタですが、家に帰ると観葉植物が迎えてくれて、ホッとする空間を提供してくれていますよ。
ぜひおうちに置いてリラックスしてくださいね。
観葉植物がワーママや子育て家庭にもたらす魅力とは?
育児中は、家事や子どものお世話で毎日が慌ただしいもの。
私もワーママ時代には朝から晩まで在宅ワークをしていたのですが、PCばかりを見て毎日が終わっていました。
そんな日常に観葉植物を取り入れることで、家の中に自然の癒しを感じることができます。
さらに、観葉植物には以下のような効果があります。
- ストレス軽減効果
植物は視覚的に癒しを提供し、ストレスを軽減してくれます。特に、子育て中のママやパパにとって、リラックスする時間が少ない中での「癒しの空間作り」は大切です。 - 空気清浄効果
観葉植物には、空気を浄化する効果が期待できます。育児中の家庭では、子どもが室内で過ごす時間が長くなるため、空気の質にも気を配りたいところ。空気清浄作用のある観葉植物は、自然な形で部屋の空気をリフレッシュしてくれます。 - インテリアのアクセント
観葉植物は、部屋のインテリアとしても素敵です。家の中に緑を取り入れることで、明るく爽やかな空間を作り出し、気持ちもリフレッシュできます。
観葉植物の安全性について注意するポイント
育児中に観葉植物を選ぶ際には、子どもの安全性を第一に考える必要があります。
特に、小さな子どもは何でも触りたがり、時には口に入れてしまうこともあるため、以下の点に注意しましょう。
毒性がないか確認する
観葉植物の中には、誤って食べると中毒を引き起こすものもあります。
たとえば、「ポトス」や「ディフェンバキア」は人気の観葉植物ですが、いずれも有毒成分を含んでいるため、子どもやペットがいる家庭では注意が必要です。
この二つの植物には、シュウ酸カルシウム結晶という物質が含まれています。
この結晶が植物の細胞内に存在し、誤って触れたり口に入れたりすると、以下のような症状が発生する可能性があります。
- 口内の刺激や痛み
- 口唇や舌の腫れ
- 喉の炎症や呼吸困難
- 嘔吐や胃腸の不調
これらの植物は美しくて育てやすいですが、育児中の家庭では子どもの手が届かない高い場所に置くか、代わりに毒性のない観葉植物を選ぶ方が安全です。
トゲがないか確認する
「サボテン」や「バラ」のようにトゲがある植物は、誤って触った際にケガをする危険があります。
子どもが手を伸ばして触れることができる場所には、トゲのない植物を選びましょう。
倒れにくいものを選ぶ
子どもは元気いっぱいに動き回ることが多いため、倒れにくい観葉植物や、軽量の鉢を選ぶのもポイントです。
万が一倒れてしまっても、大きなケガにつながらないよう、植物の配置にも気を配りましょう。
ワーママの癒し&子どもに安全な観葉植物6選
ここからは、育児中の家庭でも安心して飾れる観葉植物を5つご紹介します。
いずれも子どもにとって安全な植物ばかりです。
① スパティフィラム (Spathiphyllum)
別名「ピースリリー」として知られるスパティフィラムは、子どもにもペットにも安全な観葉植物です。
空気清浄効果も高く、室内の空気をリフレッシュしてくれます。
耐陰性があるため、日当たりの悪い部屋でも育てやすい点も魅力です。
② ホヤ (Hoya)
ホヤは、小さくてかわいらしい葉が特徴的な観葉植物です。
耐陰性があり、水やりの頻度も少なくて済むため、育児に忙しいママやパパにもおすすめです。
毒性がないため、子どもが触れても安全です。
③ アレカヤシ (Areca Palm)
アレカヤシは、大きく広がる葉が魅力的で、部屋に存在感を与えてくれます。
毒性がなく、空気清浄効果もあるため、育児中の家庭にも最適です。
日当たりの良い場所に置くと、より健康に育ちます。
④ ベゴニア (Begonia)
ベゴニアは、カラフルな花と美しい葉が特徴で、子どもが興味を持って近づきたくなる植物です。
毒性がなく、扱いやすいため、初心者にもおすすめです。
水はけの良い土を使って、湿度を保ちながら育てると元気に育ちます。
⑤ サンスベリア (Sansevieria)
通称「トラノオ」とも呼ばれるサンスベリアは、非常に育てやすい観葉植物であり、空気清浄効果が高いのが特徴です。
有毒成分がないため、子どもにも安全で、育児中の家庭にもぴったり。
乾燥にも強く、あまり水やりをしなくても元気に育ちます。
⑥ パキラ (Pachira aquatica)
パキラは人気の高い観葉植物で、毒性がなく、耐陰性や耐乾性に優れているため、忙しい家庭でも簡単に育てられます。
パキラを育てていると、成長が目に見えて分かりやすく、親子でその変化を楽しむことができます。
私自身も、育てているパキラがすくすくと成長し、葉が大きく広がった時には、お世話をした成果が実感できてとても嬉しかったです。
とくに、育児や家事で忙しい中でも、自分で手をかけた植物が成長する喜びは格別です!
ワーママでも簡単!観葉植物のお手入れ方法、頻度は?
観葉植物のお手入れ方法や頻度は、植物の種類や置かれている環境によって異なりますが、基本的なポイントを押さえれば、健康に育てることができます。
ここでは、水やり、日光、湿度、肥料、葉の掃除など、観葉植物を美しく保つための基本的なお手入れ方法について説明します。
水やりの方法と頻度
観葉植物にとって水やりは最も重要なケアの一つですが、過剰に与えたり不足させたりすることは植物にストレスを与えてしまいます。基本的には以下の点を押さえましょう。
- 土の状態を確認
水やりは、表面の土が乾いてから行うのが基本です。
植物によっては、土が完全に乾燥してから水を与えるもの(サボテンや多肉植物など)もあれば、常に少し湿った状態を好むもの(シダ類など)もあります。 - 適度な水量
鉢底から水が少し出るくらいの量が適切です。
余分な水が鉢に溜まると根腐れの原因になるので、必ず鉢の下に受け皿を置き水を捨てるか、鉢底に排水穴があるものを使いましょう。 - 季節ごとの頻度
春や夏など成長期は週に1〜2回水やりが必要になることがありますが、秋や冬など成長が緩やかな時期は、頻度を減らすことが大切です。
冬は月に1〜2回で十分な場合もあります。
水やりの頻度が少ない物を選べば、フルタイム社畜ワーママだった私でもそんなにお世話の手間は感じませんでした♪
日光の当て方
観葉植物は、直射日光を避けた明るい場所を好むものが多いです。
以下のような工夫をすると良いでしょう。
- 明るい日陰が理想的
多くの観葉植物は直射日光に弱く、葉焼けを起こすことがあります。
窓際のカーテン越しの光や、半日陰になる場所が最適です。
こちらは実際に我が家で育てていたポトスが葉焼けを起こした写真です。 - 光の調整
部屋の奥に置く場合は、日中数時間は窓際に移動させると、植物が必要な光を得られます。
光不足で葉が黄色くなったり、徒長(茎が伸びすぎる状態)したりする場合は、光量が不足しているサインです。
湿度管理
観葉植物は湿度の高い環境を好むものが多いです。
特に冬は暖房で空気が乾燥しやすいため、湿度管理が必要です。
- 葉に霧吹きで水を与える
乾燥した空気に弱い植物には、霧吹きで葉に水をかけて湿度を保つと良いです。
特にシダ類やモンステラなど、湿気を好む植物には有効です。 - 加湿器の使用
冬場やエアコン使用時は室内が乾燥するので、加湿器があれば湿度を50~60%に保つと、植物の調子もよくなり霧吹きの手間も省けます。
霧吹きは100円ショップでも買えますね。
加湿器はなくても大丈夫です!
肥料の与え方と頻度
観葉植物には、定期的に肥料を与えることが健康に育つポイントです。
成長期の春から夏にかけて、肥料を与えることで新しい葉や根が元気に伸びます。
- 液体肥料を月に1回程度
液体なので、根からすぐに栄養を吸収できるのが最大の特徴。
速効性に優れている半面、持続性はありません。
下のような液体肥料を水やりの際に薄めて使用するのが簡単でおすすめです。
特に成長期(春〜夏)に月1回程度が目安。
- 緩効性肥料も便利
緩効性肥料 とは、肥料の効き方がゆっくりで、一定期間、効果が持続する肥料のことを指します。
土の中でゆっくり溶けていくため、肥料焼けを起こしにくく、肥料の効果も長く続くので手間が省けるメリットがあります。
忙しい育児中の家庭には大粒タイプが便利です。
\大粒タイプは約2年間の効き目/
葉の掃除
観葉植物の葉は、ほこりが積もると光合成が効率的に行えなくなるため、定期的に掃除してあげましょう。
- 柔らかい布やスポンジで拭く
葉に溜まったほこりを、濡れた布やスポンジでやさしく拭き取ります。
特に大きな葉を持つパキラやモンステラなどは、定期的な掃除で美しい光沢を保てます。 - シャワーで洗う
小さな植物や細かい葉を持つ植物は、シャワーで優しく水をかけて汚れを落とすのも効果的です。
日々、気にかけてお手入れをしてあげると、だんだん我が子のように可愛く感じてきます♪
観葉植物のお手入れで快適な空間を!
観葉植物のお手入れは、水やり、光の管理、湿度の調整、肥料の補給、葉の掃除を基本に、定期的に行うことで健康に育ちます。
頻度や方法を工夫して、育児中でも手軽に取り入れられる観葉植物ライフを楽しんでくださいね。
お世話に自信がない人は人工観葉植物(フェイクグリーン)がオススメ!
植物の世話に自信がない、または多忙でお世話をする時間がないという方には、人工観葉植物がおすすめです。
私も今は、海外生活&子ども3人のお世話で、毎日、植物までお世話する余裕がないので、人工観葉植物には助かっています♪
人工観葉植物にはリアルな質感のものが多く、インテリアとして十分に機能しています。
人工観葉植物のメリット
- 手間いらず
水やりや肥料の管理が一切不要なので、育児や仕事で忙しい方でも簡単に楽しめます。 - 耐久性が高い
光や温度に関係なく、いつでも美しい状態を保てるため、場所を選びません。 - アレルギーの心配がない
人工なので、花粉やカビなどのアレルギーを引き起こす心配がありません。
人工観葉植物のデメリット
- 本物の植物ほど空気清浄効果がない
人工植物は装飾効果がメインで、本物の植物のような空気清浄効果は期待できません。 - 自然な成長の楽しみがない
本物の植物と違い、人工植物は成長しないため、育てる喜びを感じることは難しいです。
人工観葉植物の種類
現在、様々な種類の人工観葉植物が販売されています。
小型のデスク用植物から、大型の木のようなものまであり、家庭のインテリアや雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、リアルな質感のものや、光沢のあるオシャレなデザインのものもあり、選択肢が豊富です。
安全な観葉植物の飾り方
観葉植物を育てる際に、子どもの安全を考慮したポイントを押さえておきましょう。
- 高い場所に飾る
子どもの手が届かない場所に植物を置くことで、誤って触ったり倒したりするリスクを減らせます。
吊り下げ型のプランターや、棚の上に飾るのも一つの方法です。 - 倒れにくい鉢を選ぶ
軽量で丈夫な鉢や、安定感のある鉢を選びましょう。
子どもが走り回って植物に当たってしまっても、倒れにくい鉢なら安心です。 - 定期的に植物を点検する
枯れた葉や茎が落ちてしまうことがあります。
これらは掃除しておくことで、子どもが誤って口に入れることを防ぐことができます。
育児と観葉植物の両立でワーママにも癒しの空間を
観葉植物を育てることで、育児中の忙しい日々に少しでも自然の癒しを取り入れられます。
今回紹介した植物は、どれも子どもに安全な選択肢なので、安心して育てることができます。
植物のある空間は、親子で楽しめるインテリアアイテムにもなり、家全体に明るさとリラックスをもたらしてくれるでしょう。
忙しい毎日だからこそ、観葉植物を通じて家族みんなが癒される空間を作ってみてはいかがでしょうか?