朝の準備は、特にワーママにとって毎日の大きな課題ですよね。
子供を起こし、朝ご飯を準備し、着替えをさせ、学校の準備を整え、自分も仕事に向かうための準備をする——すべてを限られた時間内に終わらせなければなりません。
さらに、子供が3人もいれば、その大変さは3倍になります。
私もかつてフルタイムで働いていたワーキングマザーなので、朝が来るたび時間との戦いが始まりました。
朝ごはんを食べるのに一体どうしてこんなに時間がかかるの?!
子どもたちが遅れないようにするために騒いでいるのに、全然思うように準備してくれない。。。
あぁ、結局、今日も時間ギリギリ。
またスッピンで仕事に行くか……。
ワーママの朝は、毎日のように同じことを言って同じミスにハマることが多いので、こうした愚痴がつい出てくる瞬間、ありますよね!?
毎朝、バタバタしながら時間に追われる日々が続くと、ストレスも増してしまいます。
そんな中で、私自身も少しずつ試行錯誤しながら、朝の準備がもっと簡単にできるような「時短テクニック」や、ポジティブな声かけを取り入れるようになりました。
今では前よりスムーズな朝を迎えることができるようになり、子供たちも自分で支度を手伝うように。
この記事では、私が実践している時短テクニックをいくつかご紹介します。
前夜に準備を済ませる「前夜ルーティン」
まず、効果的な方法としては、前夜に準備を済ませることです。
忙しい朝を少しでも楽にするために、前日にできることは前もって行っておくと翌朝が楽になります。
夜も夜で大変なので、ちょっとしたことだけでもOKです。
具体的な前夜準備の例
- お弁当作り
お弁当が必要な場合、前夜に食材を準備し、朝は詰めるだけにしておくとスムーズです。
冷凍食品や、作り置きおかずを活用するのも一つの方法です。
ちなみに、私は海外生活中ですが、多くの国では日本のような手の込んだお弁当は不要。
日本人からしたら、結構みんな、めちゃくちゃ適当な中身です。
丸ごと、またはざっくり切っただけのフルーツ、生野菜、
買ってきたクラッカーやシリアルバー、ハムやチーズを挟んだだけのサンドイッチなどなど。。
バランスよく栄養が取れていればOK!
「凝ったお弁当を作らなくてはならない」というのはワーママにとって相当なプレッシャーになってしまいますので、海外のお弁当も参考に、あまり気負いすぎないようにしてくださいね。
- バッグの整理
学校や幼稚園、保育園に持っていくものは、前日にバッグに詰めておくようにしましょう。
特におむつや着替えなど、忘れがちなアイテムを確認しておくと安心です。
私は子どもの保育園時代、毎日お迎えから帰ってきて子どものバッグから洗濯物を出すときに、翌日の着替えやおむつのセットを入れて、翌朝の準備を完了させていました。
この方法なら翌朝に焦ることもないのでオススメです。
- 衣類のセットアップ
幼児の頃、毎日着る服にこだわりが強い子っていますよね。
我が家は女子2人ともそうでした…。
その場合は、子どもたちと一緒に、翌日着る服を前夜に決めてしまうと、朝に「何を着るか」の議論を省くことができます。
枕元に置いて寝たら翌朝、起きてすぐゴキゲンに着替えてくれるときもありました。
「時短メニュー」で朝食を効率化
朝食は、必ずしも完璧に栄養バランスを考えなくても大丈夫です。
特に忙しいワーママにとって朝食をさっと準備できることは大切ですし、毎食で栄養を完璧に取ることを意識しすぎると、かえって負担になってしまいますよね。
もちろん栄養バランスが整っているに越したことはないですが、以下の点を押さえておくと、無理なく朝食を準備できます。
- エネルギー補給がメイン
朝食は一日の活動を支えるエネルギーを補うのが目的なので、炭水化物(ご飯やパン)でエネルギーをしっかり取ることが大事です。 - タンパク質や野菜は無理なく
卵やチーズ、ハムなど、手軽に取れるタンパク源を加えるだけでも十分です。
朝にタンパク質や野菜が取れなければ、昼や夜で補えばOKです。
日本にいた頃は、栄養バランスの整った給食が本当にありがたかった…… - 簡単で時短メニューを活用
フルーツやヨーグルト、シリアル、パンなど手軽に栄養を取れるものを活用すると、バランスを考えつつも負担が減ります。
無理して栄養にこだわりすぎず、「朝は簡単に、無理なくエネルギーをチャージする」が基本で大丈夫です。
ワーママではなくなった今も、我が家は基本的に毎朝、シリアル、またはジャム+食パンがメインにして手を抜いています。
子供の自立を促す「お手伝い制度」
次に、子どもたちに自分で支度をする習慣を教えることです。
年齢に応じてできることを増やし、支度を手伝ってもらうことで、ママの負担を減らしつつ子供たちにも自立心を育てることができます。
自立支度のステップ
- 2〜3歳の子供
自分で洋服を選んだり、靴下をはいたりすることからスタート。
急いでいるからとつい親がやってしまいがちですが、意外と喜んでやってくれることも多いです。 - 4〜5歳の子供
洋服を自分で着替える、おもちゃを片付ける、朝ご飯を食べ終わったら食器を片付けるなど、自分でできる範囲を少しずつ広げていきます。
習慣づけることが大切です。 - 小学生
小学生になれば、前夜の準備から自分で行うことも可能です。
学校の準備や着替えは、自分でできるように促しましょう。
朝の「スケジュール」を明確にする
時間を有効に使うためには、朝のスケジュールを決めることが大切です。
家族全員が同じリズムで動けるよう、朝のルーティーンを明確にしておきましょう。
朝のタイムスケジュール例
- 6:30 起床 ママが最初に起きて、自分の準備をスタート。子供たちも一緒に起こします。
- 6:45 朝食 全員がテーブルについて朝食をとる時間を確保。
- 7:00 着替え 子供たちは自分で用意した服に着替え、学校や保育園の準備をします。
- 7:15 出発準備 バッグの確認や忘れ物チェックをして、家を出る準備をします。
- 7:30 出発 すべての準備が整い、家を出ます。
このようにスケジュールを決めておくと、各段階で何をするべきかが明確になり、バタバタせずに朝を過ごすことができます。
日本にいたときは、朝Eテレをつけておくと、時計が読めない子どもでもなんとなく今がどれくらいの時間かわかるようで、「この番組が終わったら出発の準備だ!」などと自分で動いてくれる目安になっていました。
ワーママの必需品「時短家電」を活用する
最後に、時短家電の活用です。
家事を効率化するために、便利な家電を取り入れるのは賢い選択です。
おすすめの時短家電
- 全自動洗濯乾燥機
洗濯から乾燥までを自動で行ってくれるため、洗濯物を干す手間が省けます。
夜間にタイマーをセットしておけば、朝には洗濯・乾燥が終わっているというのが助かります! - 食洗機
子どもが増えると食器の量も増えますよね。
食洗機があれば、洗い物の時間を大幅に短縮できます。 - ロボット掃除機
朝の出発前に床を掃除する余裕はなかなかありませんが、ロボット掃除機を使えば外出中に家をきれいにしてくれます。
これらのアイテムは下のブログで詳しくご紹介しています!
超重要:忙しい朝の子どもへの声かけのコツ
ドタバタの朝、ついついイライラして子どもに怒ってしまいませんか?
これは完全に私の体験談なのですが、たまに自分でもびっくりするぐらい、誰にも見せたことのないような鬼のような形相で、子どもに怒鳴り散らしてしまう時がありました……。
でもネガティブな言葉を使ったり、一度でも怒ってしまうと、子どもたちの反応や朝の雰囲気が悪化してしまうことに。
子どもは泣き喚き、余計に準備が遅れてしまい、私も後悔するんです。
だけどそれでも、時間は待ってくれません。。
怒ってしまうことの子どもへの悪影響を挙げると、次のようなことが考えられます。
1. 子どもが不安やストレスを感じる
ネガティブな言葉や怒りの感情は、子どもに大きな影響を与えます。
特に朝の忙しい時間に怒られると、子どもたちは不安を感じ、ストレスをためてしまいます。
ストレスがかかると、さらに動きが遅くなったり、指示に従わなくなることがあります。
例:
- 「早くしないと遅れる!」と言われ続けると、プレッシャーを感じて焦りが増し、かえって動けなくなってしまうことがあります。
今やろうと思ってたのに〜!
そんな言われ方したらやる気が出ない。
↑昔の私です。笑
2. 親子の信頼関係に悪影響
怒ったりネガティブな言葉を繰り返すと、子どもとの信頼関係が揺らぐ可能性があります。
親から怒られることが続くと、子どもは親の指示に対して反抗的になったり、距離を置こうとするようになることも。
例:
- 「どうしていつもそんなに遅いの?」といった言葉は、子どもに「自分はダメなんだ」という自己否定感を抱かせ、親に頼ることをためらうようになるかもしれません。
3. 自己肯定感の低下
ネガティブな言葉や怒りを向けられると、子どもの自己肯定感が下がることがあります。
「自分はできない」「いつも怒られてばかり」という気持ちを持つようになり、朝の準備に対するやる気を失ってしまいます。
例:
- 「いつも君は準備が遅い!」と怒られることで、「どうせ自分はダメだから、やっても無駄だ」と思い込んでしまうことがあります。
4. 反抗的な態度や無視が増える
怒られたりネガティブな言葉が多くなると、子どもは反抗的な態度を取ることが増えます。
特に幼児や小学生は、自分を守るために指示を無視したり、わざと反対の行動を取ることがあります。
これは、子どもが感情を処理する一つの方法でもありますが、結果的に朝のバタバタがさらにひどくなります。
例:
- 「何度言えばわかるの!」と怒鳴ると、子どもは黙り込んでしまったり、わざとゆっくり行動して親を困らせようとすることがあります。
5. 家全体の雰囲気が悪くなる
怒りやネガティブな感情は、家族全体に影響を与えます。
親が怒っていると、他の家族も気を遣ったり、緊張感が高まります。
これにより、朝の雰囲気が悪くなり、さらにバタバタした状況が続いてしまいます。
例:
- お母さんが怒りっぽくなると、他の兄弟姉妹も気まずくなり、全員が口数が減ってしまうことで、コミュニケーション不足が悪循環を生むことがあります。
子どもへの効果的な言葉の選び方
朝の時間はどうしても時間に追われがちですが、ポジティブな声かけや協力的な態度を取ることで、家族全員が落ち着いた気持ちで過ごせるようになります。
怒りを感じたときこそ、一度深呼吸して、子どもたちに優しく声をかけることを心がけると、お互いに気持ちよく朝を迎えられるはずです。
具体的には、以下のような声かけを意識してみてください。
短くわかりやすい指示
子どもに伝える内容はできるだけシンプルに、具体的にします。
例えば、「早くしなさい」ではなく、「靴を履いてね」「バッグを持ってきてね」と具体的に伝えることで、子どもが何をすればよいかすぐに理解できます。
例:
- 「あと5分で家を出るから、今のうちに靴下を履こうね」
- 「ご飯を食べたら、次は歯磨きだよ」
ポジティブな言葉で
朝の忙しさの中でイライラしてしまうこともありますが、ポジティブな言葉を使うと子どももやる気を出しやすいです。
たとえ急いでいても、笑顔で話すことや励ましの言葉を使うことで、スムーズに進むことが多いです。
例:
- 「一緒に頑張ろうね!君ならきっとできるよ」
- 「靴を履けて偉いね!次は何をする?」
選択肢を与える
子どもに「これをしなさい」と指示するのではなく、2つの選択肢を与えると、子どもが自分で考えて行動する習慣が身につきます。また、選択肢を与えることで、子どもも自主的に動くようになります。
例:
- 「先に歯磨きする?それとも着替えをする?」
- 「今日は赤い靴下にする?それとも青い靴下?」
リマインダーを使う
朝のルーティーンを定着させるために、視覚的なリマインダーを使うのも効果的です。
例えば、タイマーを使って「この音が鳴ったら靴を履く時間だよ」と声をかけるなど、タイミングを明確に伝えることができます。
例:
- 「タイマーが鳴ったら、歯磨きの時間だよ!」
- 「この曲が終わったら、みんなで家を出るよ」
忙しい朝に便利なリマインダーアイテムとして、スマートスピーカーが
おすすめです。
手を使わずに声で操作できるので、朝の準備中でもスムーズに使えますよ。
成功を褒める
子どもが時間通りに準備を終えたときや、協力的に動いたときには、たくさん褒めてあげましょう。
褒められることで、次回もやる気を出してくれるようになります。
例:
- 「早く準備できてすごいね!ありがとう!」
- 「靴をちゃんと履けて、助かったよ!」
ポジティブな声かけと具体的な指示で、子どもたちが朝の準備を自分から進んでできるようになると、朝のバタバタも少しずつ減っていくはずです。
とくにうちは単純な性格の真ん中の息子に効果テキメンです。笑
朝から褒められると気持ちがいいね!
まとめ
朝の時短テクニックを活用しながら、ポジティブな声かけをすることで、家族全員の朝がぐっとスムーズになり、気持ちよく一日をスタートできる環境が整いますよ。
無理なく実践できる時短テクニックと、子どもたちとの前向きなコミュニケーションをぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
実際、「忙しい朝に仏のように穏やかでいるなんて無理」と思うかもしれません。
私も初めはそうでした。
そんなママこそ、一つ一つの行動を見直してみてくださいね。
忙しいママたちに、笑顔の朝がやってきますように!!