うまいことワークライフバランスをとろうとしてるけど、職場の人たちから陰で「ワーママはうざい」とか「ずるい」「甘えるな」というようなことを言われる。
育児と仕事を両立するのはこんなに大変なのに、誰も分かってくれないなんて……!!
仕事と育児を両立するワーキングマザーたちは、日々大変な努力を重ねていますよね。
しかし時にはこういった心ない言葉を浴びることも少なくありません。
私自身、新卒からずっと某通信キャリアの法人営業として働いてきて、途中からワーママ生活になり、実際にこうした課題に直面してきました。
その結論、私が今思うこと。
周りからひどいことを言われて悲しい顔をしていても、何も変わりません。
自分が笑っていれば周りの同僚もチームも笑顔になれるはず。
だから自分ができる限りのことをやって、あとは割り切って、前を向いていきましょう。
- ワーママが職場で直面する悩み
- 反感に負けず自分らしく働くためのポイント
ワーママという立場は複雑で、なかなか職場でこういった悩みを相談できる人もいないかもしれません。
少しでもそんなワーママさんたちの力になれたら嬉しいです。
ワーママの1日のスケジュール
ワーママの1日は、仕事と育児の両立で非常に忙しいもの。
多くのワーキングママは、朝早くから夜遅くまでフル回転で動いています。
ここでは、私のワーママ時代の1日のスケジュールを見てみましょう。
6:00 起床・家事開始
朝は誰よりも早く起き、家事と子どもの準備に取りかかります。
朝食の準備や洗濯、子どもの着替えをサポートしながら、自分の出勤準備もしなければなりません。
本当はゆっくりお化粧したいけれど、最低限の超時短メイクです。
7:30 子どもを保育園や学校に送り出し、出勤
子どもを送り届けた後、通勤します。この時間帯も渋滞や遅延が多く、気が抜けません。
9:00 仕事開始
仕事では、他の同僚と同じようにタスクをこなし、場合によっては効率的に時間を使う必要があります。
限られた時間内で最大限の成果を上げるために、常に集中しています。
16:30 時短勤務の終わり、帰宅
時短勤務をしている場合は、他の同僚よりも早く帰宅することになります。
この点が「ずるい」と感じられる原因の一つです。しかし家に帰った後もゆっくり休む暇はありません。
17:00 子どもを迎えに行く
保育園や学校に子どもを迎えに行き、その後は夕食の準備、宿題のサポート、入浴、寝かしつけと、再び育児と家事に追われる怒涛の時間が続きます。
21:00 子どもが寝た後、家事の続きや仕事の確認
子どもが寝た後も、洗い物や翌日の準備、場合によっては仕事のメールチェックなどが続きます。
23:00 就寝
ようやく自分の時間が持てるのは深夜です。この時点でほとんどのワーママは疲れ果てています…。
ワーママがうざい、ずるい、甘えてると思われるポイント
職場では、ワーママに対して「うざい」「ずるい」「甘えている」という誤解や偏見が生まれやすいです。
以下、同僚が抱きがちな不満の声を挙げてみます。
休みすぎ
子どもが体調を崩したり、学校行事があるため、ワーママはどうしても休みがちです。
その結果、「また休んでる」「いつもいない」と思われることがあります。
早く帰れてずるい
時短勤務をしているワーママは、他の同僚よりも早く帰ることが多いです。
これが「仕事の負担がワーママに少ない」という誤解を招き、「ずるい」という感情が芽生えやすくなります。
ワーママは自分中心
ワーママは、子どもの都合で急に予定を変更することが避けられないため、「自分勝手」「いつも自分中心に動いている」と誤解されることがあります。
子持ちアピールがうざい
世の中には子どもの話をすることで、「また子どもの話か」「子持ちアピールがうざい」と感じる人も一定数います。
とくに子どもがいない同僚にとっては共感しづらい部分があるため、距離を感じることがあるかもしれません。
本当にワーママはうざい?ずるい?甘えてる?
「ワーママはうざい」「ずるい」「甘えている」と言われることがあっても、それは本当に事実なのでしょうか?
結論から言えば、多くの場合、それは誤解や偏見に基づくものです。
ワーママの休暇は必要不可欠
子どもが体調を崩したり、学校の行事に参加することは避けられない責任の一部です。
これらはワーママが無理をしている証拠でもあり、決して甘えではありません。
早く帰るのは「ずるい」わけではない
時短勤務は、法律に基づいて認められた権利です。
ワーママたちは、その時間内でできる限り効率的に仕事をこなしています。実際、時短で働いているからこそ集中力を高め、時間内に成果を上げようとする努力がなされています。
自己中心的ではなく、柔軟性が求められる
子どもの急な病気や家庭の事情で予定が変わるのは、ワーママにとって不可避な状況です。
これは自己中ではなく、子どもを育てる親としての責任を果たしていることにすぎません。
子持ちアピールはただの共有
ワーママが子どもの話をするのは、生活の一部を共有しているだけです。
これを「アピール」と捉えるのは一面的な見方であり、むしろコミュニケーションの一環として自然なことです。
ワーママはうざいと言われないためにはどうしたらいい?
では、ワーママが「ずるい」「甘えてる」と言われずに、職場で快適に働くためにはどうすればよいのでしょうか?
実際にできる対策を解説していきます。
実績で示す
ワーママであっても自分の成果をしっかりと示すことで、周りの評価を得ることができます。
時短勤務でも、効率的に仕事をこなして結果を出すことが、周りにつべこべ言わせない一番の方法です。
ただし注意しないといけないのは、実績で示すだけだと余計に感じが悪いと受け止められる可能性があります。
また無理をしすぎたり、自分への過剰なプレッシャーに陥るリスクもあります。
なので以下の方法も併せて実践するようにしてくださいね。
同僚とコミュニケーションを深める
自分の状況をしっかりと説明し、同僚とのコミュニケーションを積極的に取ることが重要です。
お互いの理解を深めることで、誤解や不満が生じにくくなります。
ワーママ同士で分かりあう
同じような悩みを持つワーママ同士で情報を共有することで、精神的なサポートを得ることができます。
共感できる仲間がいることで、気持ちが楽になることもあります。
私の働いている会社では、ワーママ同士の社内公認コミュニティもありました。
割り切る
最後に、すべての人に理解してもらうことは難しいと割り切ることも時には必要です。
どれだけ努力しても、必ずしも全員に受け入れてもらえるわけではないからです。
そんなときは、自分ができることに集中し、前向きに進んでいくことが大切です。
それでも理解が得られない場合は、転職も選択肢に
仕事と育児を両立するワーママにとって、「ずるい」と言われるのは心が傷つく言葉です。「時短勤務をしているから業務量が少ない」「育児を理由に特別扱いされている」といった周囲の不満が、意識せずとも伝わってくることはありませんか?私自身も、時短勤務やフレックスタイムを利用していた頃に、似たような雰囲気を感じることがありました。
ワーママが職場で「ずるい」と言われる背景には、業務量の偏りや職場文化の問題が潜んでいます。コミュニケーションやタスク配分の見直しで解決できる場合もありますが、それでも改善が見られない場合は、転職を検討することも選択肢の一つです。自分のライフスタイルや価値観に合った職場を見つけることで、育児と仕事を両立しながら自分らしいキャリアを築くことができるはずです。
まとめ
ワーママが職場で「うざい」「ずるい」「甘えるな」と言われるのは、誤解や偏見が主な原因の一つです。
時短勤務や休暇が目立つことが、他の同僚から見ると「特別扱い」に映るからです。
しかしワーママたちは、育児と仕事を両立するために多くの努力をしていて、それは甘えではなく責任を果たしているだけなのです。
だからこそ実績で自分の努力を示し、社内コミュニケーションを大切にしながら、自信をもって自分らしい働き方を追求していきましょう。
あなたが毎日どれだけ努力しているかは、きっと誰かが見ています。
周りの心ない言葉に負けず、自分のペースで走り続けてください。
あなたが笑顔で前を向いていれば、きっとその姿勢が周りにも伝わります。