海外に住んでいると、子どもたちの日本の教育をどう維持するかが問題になりがちです。
我が家の3人きょうだいは、それぞれ年少〜小学校2年生になる年に海外赴任となり、英語のインターナショナルスクールと現地幼稚園に入学しました。
当初の半年くらいはこちらの生活に慣れるまで必死に格闘していたので、日本の教育はそっちのけ。
まだ「日本の教育をどうにかしなければ!」という焦りはそこまで感じていませんでした。
しかしその後、徐々に学校生活に余裕が出てくると新たな悩みが……。
順調に学校に馴染めてきたのは嬉しいけど、どんどん日本の教育に置いていかれてる。
外国語が上手になるにつれて、最近、日本語力のほうがアヤシイ…?
だんだんと日本の学習環境を維持したいと思いはじめたのですが、具体的にどうすれば良いのか、どのサービスを選べば良いのか悩んでいました。
そんな中で出会ったのが、周りのママたちに多く選ばれていた”Z会 小学生タブレットコース”。
実際にネットで詳しく調べてみたら、追加費用なしで海外からでも受講できる方法があるとのこと!
今すぐ海外受講費なしで海外からZ会を受講する方法を見たい方はこちらから
これはまず試しに1ヶ月やってみようとさっそく申し込んでみたところ、「宿題嫌い」な我が子たちでもスムーズに取り組むことができ、この6ヶ月間途中で投げ出すことなく続けられています。
今日はそんな”Z会 小学生タブレットコース”のレビューを分かりやすくご紹介します。
Z会小学生タブレットコースの概要
そもそも、Z会とは?
Z会は、長年にわたって子どもの教育をサポートしてきた日本有数の通信教育サービス。
他にはない「質の高い問題」や応用力を鍛える教材が特徴で、難関大学や中学受験の合格実績は公式サイトに示されている通り、圧倒的です。
その中でもタブレットコースでは、最新のテクノロジーを活用し、自宅で効率的に学習を進めることができます。
Z会 小学生タブレットコースの対応教科と会費
Z会の小学生タブレットコースでは、以下の主要教科に対応しており、Z会オリジナル教科を含む「セット受講」のみとなっています。
▼小学生タブレットコース(1~2年生)
受講会費 ※12カ月一括払いの場合
1年生 3,570円/月
2年生 4,165円/月
▼小学生タブレットコース(3~6年生)
受講会費 ※12カ月一括払いの場合
3年生 5,100円/月
4年生 5,695円/月
5年生 6,715円/月
6年生 7,310円/月
「海外受講」で申し込む場合は、お住まいの国・地域・受講コースにかかわらず、受講会費のほかに諸手続き費用として海外料金(海外加算金)が必要です。
ひと月あたりの海外料金(海外加算金) 2,900円
※ただし我が家ではこの海外料金を払わず、日本在住者と同じプランを海外で利用しています。
その方法はもう少し先で詳しくご紹介しますね。
今すぐ海外受講費なしで海外からZ会を受講する方法を見たい方はこちらから
Z会は、お手持ちのタブレット(iPad等)で、いつでも入会金0円で1カ月から受講開始できますよ。
最低利用期間はなく、専用タブレットの代金を請求されるようなこともないので、我が家も手軽に始めることができました。
Z会 小学生タブレットコースでの1日の学習時間
1日の学習量:
1・2年生 約15分
3・4年生 約20分
5・6年生 約30分
短く感じるかもしれませんが、子どもが飽きずに取り組むのに最適な時間です。
これくらいの時間なら、飽きっぽい僕でも続けられるよ。
(我が家の小1男子より)
毎月の学習スケジュールは自動で配信され、子ども自身が計画的に学習を進められるようになっています。
スケジュールの変更もタブレット上で簡単に行えるので、忙しい日の学習は他の日に動かすなど計画を調整することができます。
我が家では、ちょっとやる気の起きない日や疲れている日は、もともと学習予定の入っていない日曜日に学習を移動したり、旅行期間の学習を別の日に移したりと、カレンダー機能を活用して柔軟に取り組ませています。
Z会 小学生タブレットコースのメリット
- 応用力を鍛える教材
Z会のタブレットコースでは、基礎的な問題だけでなく、応用問題にも取り組むことで、子どもの思考力や問題解決力を深める設計がされています。
これにより、より高い学力を養うことができます。 - 学習の進捗管理が簡単
保護者は専用アプリで子どもの学習状況をリアルタイムに確認できます。
これにより、親の忙しい日常でも、学習の進み具合を簡単に把握し、必要なサポートが行えます。 - 郵便手続きが不要!オンライン学習
タブレットコースでは、学習内容がオンラインで完結するため、紙の教材を使用するコースに比べて、郵便での教材受け取りや返送の手間が一切かかりません。
これにより、海外在住者や忙しい家庭でも、郵便手続きを気にせずスムーズに学習を進めることができます。
(海外在住者の、たまに届く申し込み後の書類やワークブックの対処方法については、後述します。) - 子どもが楽しく学べる!
ゲームのようなものはほぼないと言っていいと思うのですが、アニメーションを取り入れた教材で、子どもたちは飽きずに楽しく学習に取り組めます。
学習が「楽しい」と感じることで、自然と自ら進んで勉強する習慣が身につきます。
半年使ってわかったZ会 小学生タブレットコースのデメリット
- 応用的な問題が多く難しいと感じることがある
Z会は他の通信教育サービスと比べ、問題の難易度がやや高め。
応用問題も多いので、最初は難しく感じることがあるかもしれませんが、慣れれば深い学びが得られます。 - 漢字学習がやりづらい
漢字学習に関しては、タブレットでの入力や練習で難しいと感じることがあります。
Z会にも漢字練習のツールはありますが、採点が厳しいのか子どもたちはなかなかやる気を出してくれません。
そこで我が家では、タブレットに加えて漢字アプリや無料で使えるネット上の漢字プリントを併用し、書いて覚える学習を取り入れています。
←実際にきょうだいで漢字プリント&ひらがなプリントに取り組んでいる様子。
平日はインターナショナルスクール&現地校の外国語生活だけでもハードなので、Z会の学習だけにして、夏休みなどの長期休みや日曜日にこのプリントに取り組んでいます。
他社サービスとの比較
Z会と、タブレット学習の競合2社との比較表を作成してみました。
どんなに評判の良い通信教育でも、お子さんの学力レベルや性格、教材との相性などによっても向き不向きがあると思います。
じっくり検討してみてくださいね。
考えた結果、我が家では初期費用無料で1ヶ月から始められるZ会をまずは始めることにして、もし子どもたちに合わなかったら他のサービスを試してみようと決断しました。
\ 公式サイトで詳細を確認/
\ Z会の「良問」を無料体験 /
Z会の通信教育 資料請求
学年別のおためし教材がもらえます
Z会 小学生タブレットコースの受講に必要なもの
まず、受講にはタブレットが必要です。
Z会の専用タブレットはありますが、一般的なタブレットでも利用可能。
実際に我が家は家にあったiPadをそのまま使用しています。
タブレットの使い勝手や学習内容のイメージは、下のおためしコンテンツで事前に確認できるので、まずは一度申し込む前に体験してみるのがオススメです。
<利用環境>
【Z会専用タブレット(第2世代)】
OS:AndroidOS13
ブラウザ:Google Chrome
タッチペン:付属のZ会デジタルペンシル
【iPad】
OS:iPadOS15.0以上
ブラウザ:Safari(最新版)
画面サイズ:9~10インチ推奨
タッチペン:パームリジェクション*に対応しているデジタルペンシルを推奨
*画面に手のひらをつけていても、ペン先のみを認識する機能
詳細はこちら(Z会HPの受講環境ページ)へ
2024年度小学生タブレットコース1〜2年生
2024年度小学生タブレットコース3~6年生
我が家ではタッチペンを購入しておらず、手書きの場合は指先で書かせています。
書きづらい時があるのでタッチペンはあったほうがよいですが、タッチペンなしで利用することも可能です。
おためしコンテンツ
受講にご利用予定のタブレット端末で、あらかじめ「おためしコンテンツ」にて表示や動作の確認ができます。
以下のリンク先から、お子さまと一緒に取り組んでみてください。
親から長々とした説明はせず、まずは実際にこの「おためしコンテンツ」を触らせてみることで、子どもたちが自然にやってみたい!と言ってくれました。
兄弟で同時にタブレットコースを受講する場合、タブレットは1台で併用できる?
我が家では最初に当時小学2年生の姉が一人でZ会を始めたのですが、その姉を見ていた弟が小学校入学するタイミングで「僕もやりたい!」と。
その結果、3年生の姉と1年生の弟が同時にZ会タブレットコースを受講することになったのですが、家にiPadが1台しかない状況でした。
続けられるかまだわからないのにiPadをわざわざ1台買い足すのもな…と思い、私は事前にメールでZ会へ問い合わせをしてみました。
- 1台のiPadを二人で併用してそれぞれのコースを進めていくことは可能ですか?
-
大変申し訳ございませんが、iPad端末は一人一台のご用意をお願いいたします。
学習の利便性やお知らせの通知などの仕様上、お子さま1人に1台お持ちいただくようご案内しております。
やはり…。
他のブログなど見ても分かってはいたのですが、あくまでもZ会の推奨は1人1台のタブレットを用意することが原則となります。
ただし実際に1台で使用してみたところ、我が家のケースでは、ブラウザ上で動作するWebアプリが3年生と1年生のコースで異なるからためか、都度ログインし直すことで二人で1台のiPadを併用できています。(※2024年9月現在)
こちらは公式情報ではなく、今後の仕様変更などで使えなくなる可能性もあるため、参考程度の情報としてくださいね。
資料請求と申込みの方法
詳細を知りたいという方は、まずは資料請求してみましょう。
学年別のお試し教材で、Z会の「良問」を無料体験できます。
海外に資料をお届け希望の方も、いつでも無料で資料請求の申込みができます。
\ 約3分で入力できます /
もし海外へ資料送付希望の場合は、リンク先ページの右上にある、赤い矢印のところをクリックしてください。
- Z会には○カ月以上受講しないといけないという決まりはないため、もしどうしても教材が合わないと感じた場合は翌月から退会することも可能です。
その場合は手続締切日までにお手続きすることをお忘れなく。
- 1カ月で退会しても、返品や違約金のお支払いをお願いされることはありません。
- 1ヵ月しか利用しなくてもおトクな「一括払い」で申し込みできます。
「毎月払い」でも受講できますが、15%割引が適用される「12カ月一括払い」での申し込みがおすすめです。
万が一退会される場合も、支払済みの受講会費は受講月数に応じて残金を精算してくれます(精算に伴う返金手数料は利用者負担)
実際の受講の申込みも、公式サイトから簡単に行えます。
手続きはWEBで完結、24時間OKです。
\ まずは気軽に始めよう/
海外からでも海外受講費なしでZ会を利用する方法
ここからは海外で受講する方に向けた内容ですので、日本在住の方はスルーで大丈夫です。
海外受講費とは?金額とメリット
Z会では、通常海外からの受講に対して追加費用が発生します。
海外受講費は月額 2,900円なので、海外で受講する場合の会費合計は以下のとおりです。
海外受講会費 = 国内の受講会費 + 海外受講費 2,900円
この海外受講費を払うことで、紙で届けられる教材などは、国際宅配便で希望の住所に届けてくれます。
*他にも海外受講にはこんなメリットがあります
■ 一時帰国や本帰国などの住所変更にも細やかに対応します。
■ 海外の住所が決まっていなくてもお申し込みが可能です。
■ 渡航日に合わせた教材到着日の調整等細かく対応いたします。
■ 紙でお届けする教材をご家庭で受け取ることが困難な場合は、保護者の方の勤務先にお届けすることもできます。
ただし、 海外受講の方のお支払い方法は「一括払い」のみで、毎月払いは選べませんのでご注意ください。
なお、昨今の物流費用の高騰、ならびに国際情勢によって物流が不安定な地域があることを踏まえ、「タブレットコース」ではなく、紙の学習の「小学生コース」においては、海外住所への紙の教材発送サービスのご提供を2024年度末をもって終了することとなりました。
小学生タブレットコースに関しては、海外で受講の方にも従来通りサービスが提供されます。
海外受講費をかけずに利用する実際の登録方法
上記の通り、通常は海外受講費を払って海外でZ会を利用しますが、海外に住んでいても追加の受講費をかけずに利用する方法があります。
そのポイントは、日本国内の住所を登録に使用することです。
例えば、実家の住所や信頼できる親族の住所を登録し、そこへ教材を発送してもらいます。
こちらも私自身が事前にZ会にメールで確認して、Z会から”海外在住者でも日本の住所で申込みOK”という返事をいただきました。
半年利用してみて実際に届いたZ会からの郵便物は、申込後の書類とワークブック類です。
これらは日本の申込住所からすぐに転送してもらわなくても特に支障なくZ会を利用できており、ワークブック類はまとめて他の日用品等を送るついでに海外住所へ発送してもらっています。
この作業は必須ではありませんので、タブレット学習だけで十分と思う場合は、届いた郵便物は日本の住所に放置でも問題ないでしょう。
逆に郵便物はすぐに海外住所へ直接届けて欲しいという方は、海外受講費を払って「海外受講」の申し込みをしてくださいね。
- 日本の住所を登録する際は、事前にその場所に住んでいる方の了解を得ておく必要があります。
- 申込時には小学校名を登録する必要がありますが、その小学校は実際に通っていない小学校(我が家の場合は日本にいた時の学区の小学校)で登録が可能です。
海外在住者でも海外受講費ナシで、日本の住所を使用して申込みする場合には、通常の申込みページから申し込めばOKです。
\ 海外在住者も日本の住所で申込OK/
海外受講費を払って「海外受講」を申込みをしたい方は、同じリンク先から、下図のような申込みページについたら赤い矢印のところをクリックしてから申込内容を入力してください。
受講不可の時間がある点に注意
Z会 小学生タブレットコースで使用する「Z会小学生アプリ」は、日本時間午前2:00~午前5:00の間はサーバメンテナンス作業のためログインできません。
海外でZ会を利用する場合は、滞在する国によって時差を考慮した時間の管理が重要となります。
ヨーロッパ在住の我が家では、日本との時差をふまえると現地時間の19時〜22時に利用できなくなります。
学校に行く前の時間帯や放課後に学習を進めることで、ストレスなく続けられていますよ。
Z会を6ヶ月間、続けて気づいたこと
Z会を始めてからの効果
我が家では、小学3年生と1年生の2人がZ会 タブレットコースを利用してきました。
半年続けた結果、無理のない短時間の学習でもしっかりと計算力や読解力が向上していると感じます。
特に海外に住む我が子たちとって、長い文章が自力で読めるようになってきたことは大きな成果といえます。
またタブレットを使うことで、子供たちは楽しみながら自主的に学習に取り組むようになり、毎日時間を決めて習慣化させることで、親としても安心して学習を任せられるようになりました。
Z会を続けるために私が大事にしていること
何事も継続が肝心。無理は禁物だと感じています。
私は気まぐれな子どもたちがなるべく長くZ会を楽しんで続けてくれるように、以下の点に配慮しています。
- 学校や遊びで疲れた日には、翌日など別の日にスケジュール調整させてあげる
予定通りに毎日きちんと学習を進めてほしいと思うのは、親のエゴ?
私は子どもには子どものペースがあるし、勉強だけが大切なことではないと思うので、子どもたちの様子を見て柔軟に対応するようにしています。 - 難しい問題は横でしっかりサポートしてあげる
子どもたちは親の気づかないうちに、難しい問題をスルーして次々進めようとすることがあります。
苦戦していそうな時にはこちらから声をかけてみると、たいてい「ここ難しいから助けて〜」と頼ってくれます。
特に我が家は海外にいて日本語の長文を読むのが苦手なので、国語や算数の文章問題などでは、少し離れたところから様子を見守って声かけをするようにしています。 - 間違えた問題は気になってもある程度放置してみる
ママが家事をしていても、子どもがZ会の問題を解き間違えるとアプリ中の音で間違えたことがわかるので、つい気になって口出ししてしまう私。
でも、「間違えることは悪いこと」と思わないようにするためと、アプリに解き直しの機能を活用して自分でもう一度考える諦めないクセをつけるため、ちょっとしたミスでは不要な口出しをしないほうがよいでしょう。
どうしてもママとしては出来ていないポイントばかり気になってしまうので、この2と3のバランスは難しいです。
タブレット学習は自立学習ができていくためのツールとすれば、きちんと毎日取り組んでいるだけで合格!という考え方も時には必要かもしれません。
長くなりましたが、Z会のタブレットコースは、家庭での学習を支える強力なツールです。
忙しいママやパパにもオススメなので、学習習慣をつけさせたい、日本の教育を維持して子どもの学力を向上させていきたいという方は、ぜひ一度検討してみてください。